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どの矯正装置を選択するか(裏側矯正)

2016-05-21

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前回のブログに引き続き、今回は裏側矯正(フルリンガル、ハーフリンガル)についてお話しします。フルリンガルは上下ともに裏側から装置を付ける方法、ハーフリンガルは、上顎の裏側と下顎の表側に装置を付ける方法です。

まず、見た目に関してですが、フルリンガルの場合、装置が表側から見えることはありません。治療上、顎間ゴムとよばれるものを上顎と下顎にかけることがあるのですが、そのゴムを引っ掛けるための透明なボタンをつけることはあります。ほとんどの場合、糸切り歯(前から3番目の歯)につけますので、前歯になにか装置がつくということはよっぽどの場合でないとありません。

ハーフリンガルの場合では、先ほどと同様、透明なボタンがつくことがあるのに加え、下顎は表側から装置がついています。この装置が目立つかどうかは人によると思います。唇の厚みや、口を開けるときの筋肉の動き、噛み合わせの深さによって、下顎の歯がよく見える人と見えない人がいます。ほとんどの場合、上の歯や唇に装置が隠れるので、それほど目立つものではないと思います。

話しやすさに関しては、やはりフルリンガルよりハーフリンガルの方が有利かと思います。装置の違和感に関しても同様です。やはり、話しにくかったり、装置の違和感を感じるのは舌が下顎の裏側の装置と当たって、ということが多いです。下顎を表に変えることで話しやすさは格段に向上するでしょう。ただし、フルリンガルを選択した場合でも治療中ずっと違和感が続くということはありません。

インビザラインのときにお話しした外食などに関してはやはり裏側矯正の方が楽です。そのままお食事することができます。食事の際に装置をつけたり、外したりという手間がありません。(もちろん、食事後に歯磨きしてもらう方が良いのは言うまでもありません。)

装置は歯についたままになっているので、取り外しはできません。その代わり、装置に慣れるのも早いです。治療が複雑であるため、治療期間は同じですが1回1回の調整時間は長くなります。(インビザラインは確認と、クリーニングのみ。表側からの矯正は既製のワイヤーをそのまま入れることができます。裏側からの矯正では、歯の裏側の複雑な形態のため、基本的にワイヤーを曲げる時間が必要となります。その分、この3種類のなかでは裏側矯正が一番1回の調整時間がかかってしまいます。)

痛みに関しては表側からでも裏側からでもそう変わったものではありません。インビザラインよりはやや痛みは強いかもしれません。それでも、我慢できないほどではありませんし、ずっと続くものでもありません。(調整後、2、3日〜1週間程度で治まってきます。)

治療の仕上がりは表側に装置を付けるより見やすいと思います。表に装置がない分、横顔のラインもわかりやすいです。

およその特徴はこのぐらいでしょうか。

 

以上のことからまとめると、

 

・装置はできる限り何も見えない方が良い

・インビザラインなどの装置の取り外しを面倒だと感じる。または、自分で装置を取り外しし、20時間以上付ける自信がない。

・外で飲食をすることが多い。食事後すぐに歯磨きができない。

 

という方はフルリンガル、それに加え、

・下顎であれば表からの装置でもあまり気にならない

・費用を少しでも抑えたい

・長時間にわたって話をする機会が多い

 

という方はハーフリンガルを選択されると良いでしょう。

正直、見た目に関してはフルリンガルもハーフリンガルも、表側からの矯正に比べると全く気にならないと思います。装置が気になって矯正に一歩踏み出せなかった方も、裏側矯正であれば大丈夫ですよ。

なにか気になることがあればお気軽にご相談ください。

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