どのような歯並びでお悩みですか?(不正咬合の種類)
2016-06-03
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みなさん、こんにちは。
今日は、矯正治療の対象となる不正咬合についてお話しします。
・叢生
・上顎前突
・下顎前突
・上下顎前突
・開咬
・過蓋咬合
・空隙歯列
細かく言えばもっとあるのですが、よく見られるのはこのあたりでしょうか。
それぞれを簡単に説明すると、
叢生・・・いわゆる歯のでこぼこです。《八重歯》もこの中に含まれます。歯磨きがしづらく、むし歯、歯周病になるリスクが高いといえます。
上顎前突・・・いわゆる《出っ歯》です。上顎が下顎に比べて前に出すぎている状態。骨格的に出ている場合もあれば、歯が外に傾いている場合もあります。
下顎前突・・・いわゆる《受け口》です。骨格的に下顎が前に出ている状態。下顎の歯は上顎の歯と咬み合うために、むしろ舌側に倒れこんでいることが多いです。
上下顎前突・・・上顎、下顎が前に出ている状態。歯並びは綺麗に見えていても、横顔をみると口元全体が出た感じがあります。
開咬・・・上下の前歯の間があき、上下の歯がかみ合わない状態。前歯で薄いものが咬み切れないという方はこれに当てはまるでしょう。
過蓋咬合・・・上下の前歯が深く咬みすぎている状態。正常な咬合では上下の前歯の重なり合いは2~3mm程度です。
空隙歯列・・・いわゆる《すきっ歯》です。歯の隙間に食べ物がつまりやすいです。
もちろん、これは単純な分類の仕方であり、それぞれが複合的に起こっている場合もあります。
叢生(歯のでこぼこ)の方はわかりやすいのですが、上下顎前突、上顎前突などは、一見すると分かりづらいこともあるため、患者様に指摘するとびっくりされることも多いです。しかし、これらの不正咬合に関しては歯並びによって口元が出てしまっていることも多いので、矯正治療を受けていただくことで、すっきりとした口元になることができます。これはあまり知られていない矯正治療の効果ではないでしょうか。
当院では歯並びの矯正治療だけでなく、ホワイトニング、ガムピーリングなども導入し、口元の悩みを少しでも解決できるよう準備しております。なにか気になることがあればお気軽にご相談ください。